女子合宿

先週の土日は、参加しているNPO団体の勉強合宿だった。高校以来だな、勉強合宿だなんて・・・。
晩秋の阿蘇の研修施設兼宿泊施設で、実のある時間を過ごせた、と思う。スケジュールのしばりがゆるく、ある意味自由でいいかげんだったのも私には救い。とにかく団体行動が苦手な私は、タイトなスケジュール表を見るだけで卒倒しそうになるのだ。



何台かの車に分乗して阿蘇に向かったのだが、途中、筋湯のうたせ湯でひとっ風呂あび、同行の女性は嬉しくて泳いじゃった〜とるんるん。たまたま発表の順番を引き当てた私は、ちょっち緊張気味だったが、女子合宿の楽しさに緩みっぱなし!!
30代後半から50代後半までの女子(?)ばかり10人。×シングル、ずっとシングル、家庭持ち、子供あり・なし・・メンバーの経歴は様々。
世の中を知らないきゃぴきゃぴした頃のおしゃべりとは、ひと味もふた味も違ったような・・・。したたかで、粋も甘いも噛み分けた百戦錬磨の女達のおしゃべりは、こんなに年が違っていても、深く、優しく、あけすけででも童女のようで、時間を忘れた。


子供の頃は、「女は家庭に入って子供を産んで旦那に仕えて」なんていう価値観が多勢を占めていたが、それからウン十年・・・女性の生き方はとても選択肢が広がった。あの当時はなんか息苦しかった、、、、。
中学生の頃、「女の幸せって子供うむことよね」なんてしれっとのたまう同級生に、それって誰の価値観?とぶっ飛んだ私だったが、今でも幸せの形は自由であっていいと思う。選択肢が少ないことは苦しい・・・まして選ぶのが自分でないのも。


九州には、まだ男尊女卑の気風が根強く残っているところがある。けれどしなやかに軽やかに時代の扉を開いていける感性をもつのは、女性のように思うけどいかがだろう?消費の動向を握るのは女性、環境の変化にすばやく適応していくのも女性、そういう女性を大切にしないところは、時代の波に乗れないように思うんだけどねー、○○県。


女の敵は女という言葉があるが、年を重ねていくと、女の味方は女のように思う。女でしかわかんないこともある。女も男もわかり合えて、ゆっくり息がつけるようにつきあえれば一番いい。



白い蕾から開いていくのは、ホワイト・グルーテンドルスト。うっすらとピンクがかって花びらの先がギザギザで、心をぎゅ〜とわしづかみにされた。




しわくちゃになっても、腰が曲がっても、心のどこかにこんな美しいものを潜ませておきたいわ。それにしても癖になりそうな女子合宿。