杵柄パワーはなかった

相方が気になる神社は、ありえない角度の階段の上にあった。


佐賀県小城の鎮守の神社、須賀社。


階段を一段一段ゼエゼエ数えながら、手すりにつかまって登る。
傾斜45度以上あるよなあ・・・60度はあるかもしれない。



杵柄パワー残量ゼロ、日頃の運動不足がたたる。それでも153段、最後は這うようにして登り切った。
目の前の狛犬が笑っているよう。「よぅ、頑張ったじゃん、くくく・・・。」



はい、頑張りました!ご褒美に目の前の景色!古い城下町小城の町。神社の駐車場のとい面の古い建物は老舗の小城羊羹の本店。遠くに有明海が見える。



ここから夕日を見に行こうと海を目指す。肥前町大浦。弘法大師があまりの景色の美しさに筆を落としたという。


こんなところで暮らしていたら、世の中のしがらみを全部忘れてしまいそう。いやいや人の営みのあるところ、しがらみはどこにでもついてくるか。田んぼに水を張ってあるのを見て、夕焼けが美しい福島の棚田へ移動。


慈愛の夕映え色。


海も染まる。


残念ながら水平線あたりが曇っていて、夕焼けはここまでだった・・・。明日はきっと筋肉痛だろな。