安心院の不思議

5月はおもてなし月間で、エネルギーが吸い取られたので、6月は充填にいそしむ!と決めた。
旅はここから・・・大分県宇佐市安心院、三女神社。


三女神社だが最初の鳥居の扁額は、二女神社。なんでだろうと深く考えない・・・今日は謎いっぱいの安心院めぐり、最初だからね。うちは4人姉妹だから四女、いや母を入れて五女だぁと考えながら鳥居をくぐる。


新芽の時期は常緑樹の落葉の時期、どこも古い枯れ葉でいっぱいだ。こんな径をぼうっと歩きたかったんだ。


ここの境内のひもろぎの中にある不思議な石というか岩というか、


まるで地面からにょきっと生えているように見える。



無造作に置かれているようだが、古代祭祀の後という。。。。きっと何か意味があるんだろうなあ。


ここから開けた谷を南へ向かうと、三角錐のピラミッド状の山、米神山の麓に、佐田京石と名付けられた環状列石群がある。


なんだか不思議な雰囲気。

林の中にも・・・。

誰が何のためにいつ頃作ったのかわからないそうだ。
ここから山頂に向かうと、風の神、月の神、日の神、そして山頂に環状列石群。



なんとなくネブラ・ディスクを想い出す。風、月、太陽と来れば、後は星。山の頂上で星の配置を見ていたのかな。
宇佐神社のご神体といわれる御許山、豊後高田の飯牟藎山の山頂にも環状列石があるとは聞いていたが、すぐ近くの轟山の白山神社にもあるという。探せば他にもまだまだありそうで、これは本格的に登山の格好して登って確かめねば。

さて見たかったもう一つのものは、佐田の小さな集落の先にある佐田神社にあった。佐田は古来交通の要衝とあるが、わずかな集落の佇まいにそれとなくその雰囲気が残る。


古さびた佇まいの神社。


龍の彫刻がすごい。



絵馬も古い。どんな願いが込められているんだろうね。



絢爛豪華な神社よりなんだかほっとする。さてお目当てはこれ。ガメラではなく亀蛇(キダ)というそうだ。


いやもうガメラそっくりなんですけど・・・。



八代の妙見神社の秋の大祭で、この亀蛇がでてくる。


去年見に行こうとして用事が入って断念した祭りだが、妙見神とは北極星と北斗七星を神格化したもので、祖先はこの亀蛇にのってやってきたという。これも星がらみ。いやあ謎が深まるばかりだ。

さて轟山の白山神社に行こうとして、細い落ち葉だらけの急坂道で、車がはまってにっちもさっちもいかなくなり、ぎゃああと叫びながら20分かけてバックでそろそろ下ったのは、秘密だ・・・。いや〜ん、怖かった。つづく。