島原うろうろつづき

島鉄の線路を渡って島原の町へ入る。朝は曇って肌寒かったのに、どんどん気温があがって行く気配。

奥に普賢岳のピークが見える。手前の小学校では、運動会があっていて、ちょうど玉入れ合戦の真っ最中。


眉山がちょうど市街地を守るように普賢岳の前に鎮座しているので、市街地は火砕流の被害から免れたが、あの恐ろしい早さで下り来る火砕流の映像が心に刻み込まれていて、とてもじゃないが、ジオパークへはいけない。あれから20数年か・・・。



島原は湧水で有名であちこちで水が湧き出し、とにかく水が美味しい。


高校生の頃バレーボールの大会が島原であり、あまりの水の美味しさにみんなでがぶ飲みした記憶が懐かしく甦る。試合はぼろぼろの1回戦負け。あれからえっと、うん十年。。。島原の町はほとんど変わってない。

甘い香りがすると思ったら、カステラの工房。食べたくて表に回るが店舗ではなさそうだ、残念。


トタンの雨戸


龍が浮き出てるこの立派な鏝絵を掲げるお店は、


金物店。ここを見たかったのよ。


シュロのほうきにデッキブラシ

ああなつかしい、肥後の守のナイフ。

大きな鍋敷きに、魚干し、さびた釜、、、あれもこれもほしくなるので、中に入るのをぐっと我慢した。


駅から見える島原城。小さな小さな城下町だ。


駅前通は、ビルはなくてこんな古いお店が並ぶ。


気温はこの時点で30度。熱中症が怖かったので島原駅の構内に避難して、のどを潤す。


のどだけでなく、小腹もすいたので、食べるものを物色。徳用カステラというのがあって、裏を見ると、製造元はさっきのカステラ工房。
長崎育ちだが、○○堂とか△△屋のカステラが美味しいと思ったことがない・・・・あのマトリューシカみたいに幾十にも包まれているくせに、お味の方はう〜〜〜〜ん、う〜〜〜〜〜ん。昔カステラといえば、町の和菓子兼洋菓子店。簡易なあぶら紙に包んで買ったものだ。あぶら紙をあけると甘い卵の香りとぬくもり。それがマトリューシカを開けた果てにはないのよ〜〜。
この徳用カステラ、ビニール袋に一斤はいって400円だったが、あったり!!!懐かしい美味しさ。昔の町のカステラ!美味しかった。