神様のお餅~島根秋紀行~①
旅はここから
今度はたたら施設を見たい!お盆に行った島根二度目の来訪。広島県三次で広島お好み焼きで腹ごしらえして、やってきたよ、島根。
鉄山経営者、田部家を中心にたたら製鉄の町として栄えた街並みは整然として、すごく機能的だった。
ここから山へ20分、日本で唯一残る復元されたたたら高殿を見に行く。
日本刀の鋼として優れた品質を誇った玉鋼。その純度は確か99.うん%だったと記憶する。機械では再現不可能だそうだ。
村下(むらげ)と呼ばれる最高技術者の秘伝だったことから、長く謎の製鉄技術と呼ばれてきたたたら製鉄。
この炉を見たかったのよ。。。。この炉の地下構造だけでも2か月以上かかって作るそうで、4~5メートルくらい木炭をもやして土を塗り固めてこの炉がある。
これは江戸時代の鉄づくりの絵巻。
ふいごを踏んで風を送り、3日3晩砂鉄と木炭をくべていくんだと。
そしてできた極上質の玉鋼。
包丁を一本買ったのだが、切れ味がなんというか今まで味わったことのない切れ味。力いれなくてもさくんと切れる。料理の腕は、道具から、、、、ってなるかな。
島根の風景は美しく、
なんか懐かしい。
夜は野だたらの跡がいっぱい見つかったという吉田キャンプ場に泊まるはずだったが、
あちこちにイノシシの大量の足跡。。。。。おまけにテント場からトイレまで結構あって水場にもトイレの周りにもいっぱい足跡というか暴れまわった跡・・・。
いや絶対外で寝るのは無理!無理!無理!ということで、お客は私たちだけだったことから、空いていたバンガローを世話していただいた。
せっかく島根に来たんだから明日は神社と温泉巡りね。つづく。
久住湯めぐり
久住牧ノ戸峠、気温は下界のほぼ半分13度。紅葉前線はまだ降りてきてないようだ。
久住ぐるっと温泉の旅。
1湯目は赤川温泉、乳白色の硫黄泉。
露天のお湯の温度はたぶん30度ないかも、、、、足だけつけて内湯に戻る。やっぱお山の秋はひゃっこい。。。。
子供が小さいとき、冬登山をするためにこの赤川温泉に宿泊したことがあった。部屋の天井にてんとう虫が何十匹も集まってはりついていて冬越ししていた様子に感動したことがある。
黄金色の稲穂と九重連山。昔はよく登山したものだが、今は温泉巡りで麓をうろうろ。
2湯目、長湯温泉郷の入り口で見つけた、初共同湯。なんと100円!!!!!
100円でいける天国よ~~~~~~。
いやあ極楽極楽!やっぱ疲れた時は温泉ね。床の模様をみながらじっくりほっくり。
相方だけが入った、3湯目、長湯温泉療養館御前湯
ドイツ風の建物で、3種類の違った源泉をもつ。続けてだったのでのぼせあがりそうで今回は見合わせたが、次はここもはいろうっと!
へび~~~~!
ちょっとばかり気持ちがすさんでいた。
ごはんを一緒に食べる相性ってあるんだなあと最近思うことしきり。
食事は命の一番初めの基本のきと思っているので、食べられることになんといったて感謝だし、できれば和気あいあいと楽しく食べたいし、人様が作ってくれたものは特に、ありがたや~~~~と思いながら食べたい派!
少々まずかろうが期待外れだろうがいまいちだろうが嫌いなものがでたとしても、不平不満をあからさまに口にしてはいけないというような不文律が私の中にはある。お金払って食べに行ったとこがその金額に見合うおいしさでなかったとしても、次いかなけきゃいい訳だから。
なんだってああ、ケチつけるというか、あら捜ししながら(接遇とか量とかこれは好かんとか、味付けがどうのとかいちいちいちいち・・)の食事に付き合わんといけないのか、そんな文句をききながら食事はしたくない。食べているその口で、いろいろいろいろ文句いうのってどうなんだろう?最近そういうことが続いたのが、すさみの原因。
なんでも喜んで食べたいのよ、私は!少々無愛想でも飯がうまけりゃいいのよ!!!
このあいだなんか最後の締めで焼きおにぎりお茶漬けを美味しくいただこうとしたそのタイミングに、『ごはんをおかわりして食べる娘婿が信じられない!あんな何ばいもおかわりするなんて!下品だ!うちにこなけりゃいいのに。』なんて言われて思わずむせそうになった。
食べることは罪なの?たくさん食べる娘婿、、、私はそんな娘婿嬉しいが、世の中にはたくさん食べることに嫌悪感を感じる人もいるんだとびっくり。
いやあごはん相性が悪いと、ごはんのたんびにやな思いしないといけないから苦痛だわ。
気持ちが晴れないときは神社へGO!
結局こういうたくさんの時間を生きている大木とか、
清らかな水の流れるさまを見るのが好きなのかもね。
ぴんぼけだけど、これは大黒様?たのかんさあ?
こけをまとってどれくらいの時間がたってるんだろね。
で、へびさまとであった。
もしかしたら私知らずに跨いだかもしれない。一生懸命逃げる姿を見てたら、なんか気持ちがすぅ~~~っとした。みんないきてるもんね。一生懸命ごはんたべてるもんね。ごはん、大事よ~~~~~楽しく食べようよ~~~~!
初京都
台風近づく3連休の土日は、参加しているNPO団体の大会で京都へ。
なんといっても歴史の町。どの時代に焦点を合わせるかで見るところもコースも違ってくるし、、、で老後の楽しみに京都探索は取っておいていたのだが。せっかくの降ってわいた京都行き。この機会を生かさねばと、台風のコース、九州に到達する時間帯を考慮に考慮をかさね、2日目講演をさぼって、午前中だけの圧縮神社巡り。
下賀茂神社、糺(ただす)の森。
楡の木を中心に古からの森が残っているそうだ。
その森の中に、古代の祭祀跡。
近くに水が湧き出ていて、そこに石を敷き詰め、土器なども発掘されて何らかの祭祀が行われていたそう。
過去の罪や災い、いさかいを『水に流す』というが、おそらくはこれが原初の形なような気がする。
この糺の森は緩やかな丘陵地にあるのだが、こういうところから水がわきでるというのもとても不思議な感じがする。
次に行った木嶋坐天照魂神社。元糺の森といわれている不思議な三角の鳥居。
昔はここからも水が湧き出ていたのだろう。土はしっとりと水を含んでいるようだが、枯れつつある水源のように感じた。
途中見かけた地名。私のことか?断捨離なかなかできないわあ。
こういうの見るとなんかふるふるする。
離宮八幡宮。日本における製油発祥の地。大山崎油座という制度でえごま油の販売権を独占していたという。
調味料って普通に当たり前に今はあるが、昔からあったわけでもないようで、その歴史をたどるのも楽しいかもね。
結局行けた神社は、下賀茂神社、木嶋坐天照魂神社、向日神社、離宮八幡宮、石清水八幡宮の5社。あと自玉手祭来酒解神社、許波多神社、大酒神社、與杼神社にも行きたかったが、とってもとっても行きたかったが、泣く泣くあきらめた。
5時20分くらいに京都を出て、9時頃に帰り着く予定だったが、どう推測しても夕方までに帰り着かねば、新幹線の中に缶詰めか、駅で立ち往生かどちらか。。。。
結局、3時過ぎの新幹線に予定を変更した。福岡に近づくにつれ、長崎線が運休だとか、九州新幹線は熊本までとか恐ろしい情報が流れ始め、久留米に着いたのは7時過ぎ。
駅前は強風で物が飛び始め、家についてほっとしたのもつかの間暴風が吹き始めた。
ぎりぎりセーフの京都行き。次はゆっくりと時間をとっていきたいものだ。京都名物なんにも食べられなかったし。。。。残念!
秋です。
去年に比べれば、今年の残暑なんてへのかっぱ。秋めいてきた。
いつもの神社巡りの途中、急に雨が降ってきた。稲穂が色づいてきて秋の景色だ。
ああ、食欲の秋もやってきた~~~~。残暑でだるいとか食欲が落ちるとか、そういうことはぜ~~んぜんなくて、ますます旺盛!どうしたもんかのう。何食べてもおいしい、おいしいがとまらない。こりゃこまったこまった。。。。太るぞ~~^^いやもう太ってるし。。。。。。。
さて明日からの3連休。NPO団体の大会が京都であるのだが、来年九州ということでPR参加を余儀なく・・・・。一日目はでるが、二日目はぶっちぎって、神社巡りをこそ~~~りすることに。コアな神社を絞って絞って。。。でも台風が来ている。行きはよいよい、帰りは・・・・なんてことになりそうな嵐の予感。
やっぱり温泉
雨ばかりでうつうつしてた日曜日、『温泉行こう!水もないことだし・・・』相方の一声で、熊本あたりに停滞してた前線をつっきって、鹿児島温泉弾丸一日ツアー。
うちのご飯も、みそ汁も、コーヒーもお茶も霧島山麓の大出水の湧き水で賄っている。もう全然味が変わるのよ。水はやっぱり基本のきなのかなあ。
湯穴(つあな)温泉。濃厚で析出物の模様がきれい。
ああ生き返るよう~~~~~。
いつものところでご飯を食べ、水をたんまり汲むために大出水へ。いつもは閑散としてるのに今日はなぜかひとでいっぱい。地元のじっちゃんに聞くと、雨が降ってるときは水の味が落ちるのだという。雨が止んだので汲みに来たんだという。う~~ん深い。
車のトランクにポリタンクたぽたぽいっぱい詰めて、焼酎買って2湯め。
日本秘湯の会おりはし旅館のきずの湯。
熱い43度のお湯と
34度くらいのぬるま湯(湯の花いっぱい)
交互に入って、たっぷり時間を使ってお湯を楽しむ。
しみこむしみこむ湯の力。さあ元気充填、まだまだ一週間くらいは雨模様が続く、おまけに台風も来てるけど、まけないも~~~ん!!
勘弁
火曜夜、仕事先で鳴り響く災害情報。
9時過ぎに帰宅するころは、家の周りの畑が湖になっていた。夜通し雨は降りやまず、夜明け前ますます雨脚がひどくなる。目覚めたときには、家の周りがくるぶしまで冠水。それでもここらあたりはましだった。午前中までに水は引いていった。
この日は午後から長崎の得意先へ行く予定だったが、高速は昨日の夕方から通行止め。国道は大渋滞、佐賀平野は冠水して通れず。。。。結局、キャンセルの連絡をいれて了承していただき、自宅待機。
冷蔵庫がすってんてんだったので川向こうのスーパーに買い出しに。
増水している筑後川。
今年はあんまりひどい水害がこなくてよかったねなんて言ってたのになあ。お目こぼしなしですか。。。。。。。。
金曜、やっぱり長崎に夕方仕事が入っていて、武雄までは高速がつながっていたが、災害で不通になった高速をいったん降り、一般道に入る。武雄ICあたりは冠水した事業所がのきなみ後片付けにおおわらわ。動かなくなった車は空き地に集められ、泥埃が舞う道の両側を、たくさんの人が泥まみれ、汗まみれで、なんかもう勘弁してください、神様・・・・という気持ちで走った。
ここから下流の田園地帯は、さらに工場から流出した油ですべてが油まみれ、、、、元通りの生活が戻ってくるのはいつになるのだろう、、、、。
ずっとず~~~~~っと雨ばかりの天気予報。太陽はちらっとでては厚い雲にお隠れになる。ほんとにほんとに神様、勘弁してください!