岐阜紀行

まさに棚ぼたで岐阜花フェスタ公園に行けることになり、何週間も前から指折り数えてこの日を待った。
土曜朝6時に出発。高速を代わりばんこに運転し、途中のサービスエリアでたらふく飲み食いしながら、おなかまんぷくで名古屋一宮ICを降りたのは3時近かった。

圧倒的な緑がせまる谷川沿いの飛騨路をどんどん登っていくと、JR東海高山本線と合流、素晴らしい渓谷美。

腹に一物ある私は、『素晴らしいね〜』『きれいだあ〜』←これは本心
『紅葉の時期にくるともっとすごいだろうね〜』『名古屋に車おいて、JRでくると紅葉をゆっくり堪能できるねえ』←これは次への布石。

夕刻せまる4時半に下呂温泉に到着。林羅山による日本三大名泉の1つ。(あとは有馬温泉草津温泉だそう)
両側を山に挟まれ、落ち着いた風情の山間の温泉場だ。
下流方向



上流方向、温泉旅館が建ち並ぶ。

川岸にはすっぽんぽんの露天風呂が・・水着着用ではいるのだとか、ちょっと入る勇気ないなあ。



宿の手配や行程表は全部相方任せだが、最近腕をあげて、安い、ごはんがおいしい(たらふく食べられる←これ最重要)、しかも泉質がいいと3拍子揃った宿を引き当てるようになってきた。
『腕をあげたねえ、こんな良い旅館を探し当てるなんて!!』←腹に一物発言

囲炉裏を囲んで飛騨牛や鮎、サービスでついてきた鶏肉をあぶりながら、このあたりの名産の山菜小鉢をいただく。

最後に味噌汁のはいった鍋をのせ(これは最高においしかった、味噌大豆がはいってた)残すところなく全食!!
苦しいお腹を抱えながら、とろとろのお湯に2回もつかり、幸せな気分で床についた。

旅館は高台にあり、6階の見晴らし抜群の部屋だったのだが、朝、誰かの視線を感じて起きた。
窓から一羽の鳩がこちらをじ〜〜。なに君〜?近づいても逃げないし、羽の模様がうちのこげにゃんにそっくりで親近感を覚え、備え付けのせんべいを10センチ幅ほどの出だしに置くと、喜んで食べる。


もう一羽やってきて、せんべい2枚とおかし2つを完食してどこかへ飛んでった。空気の澄んでいる山あいで暮らす鳩たちは、人なつっこく大食漢であった。

朝食も囲炉裏で温かい味噌汁と炊きたてのごはん、あじの干物を焼き焼きたべ、
『この旅館すばらしいねえ』と絶賛。←腹に一物発言強化!!
さあ、今日は待ちに待った花フェスタ!気合い充分で宿をあとにした。つづく